【Fueling Your Sound】KANNシリーズの集大成となるKANN ULTRA
超高出力と高S/Nサウンドの両立をコンセプトとしたKANNシリーズの第5弾モデルとなる『KANN ULTRA』は、Astell&Kernのプレーヤーで最高峰の出力と、ヘッドホン出力とプリアウト/ラインアウトをそれぞれ回路とアンプ設計ごと分離した「トリプル出力モード」の搭載、最新のOcta-CoreプロセッサーとUI/UXにより、優れた操作感とサウンドパフォーマンスを楽しむことができます。ESS社フラッグシップDACのES9039MPROをデュアルDAC構成で採用し、PCM 768kHz/32bit、DAD512のネイティブ再生、最大16VrmsのデスクトップHi-Fiオーディオレベルの超高出力サウンドを提供する4段階のゲイン設定と、リアルタイムアップサンリングDAR機能により、接続したあらゆる高解像度なヘッドホンやイヤホンをクリア且つ余裕を持ってドライブします。KANN ULTRAは、これまで培ってきたKANNシリーズの集大成となるモデルです。
トリプル出力 トリプルサウンド
KANN ULTRAは、インピーダンスの高いヘッドホンから感度の高いIEMまでノイズレスでドライブすることが可能なヘッドホン出力と、パワーアンプやアクティブスピーカー等の外部機器に接続して高精細なサウンドを出力する音量調整可能なプリアウト、音量固定のラインアウトの「トリプル出力モード」を搭載。単に出力ポートを分けるのではなく、Astell&KernのTERATON ALPHAテクノロジーにより、ヘッドホン出力ポートとプリアウト/ラインアウト端子のアンプ部とサウンドの設計を別々に行い、それぞれの端子に最適なサウンドを提供します。また、ヘッドホン出力側の3.5mm端子にはS/PDIF光デジタル出力も搭載しています。
ヘッドホン出力
4段階のプリセットゲイン設定が可能です。超高ゲイン設定時はバランス出力で16Vrmsの超高出力を備えています。KANN ULTRAのヘッドホン出力は、外部アンプを使用せずプレーヤーの出力のみで高インピーダンスのヘッドホンをドライブできるように設計されています。さらに、ノイズを拾いやすい高感度なイヤホンに対しても高いS/Nで出力することが可能です。
プリアウト
外部アンプやオーディオ機器にサウンドを出力する場合は、プリアウト/ラインアウト端子で「プリアウト」モードを選択します。プリアウトモードでは、高出力のヘッドホンアンプの代わりに特別に設計されたプリアウトアンプからサウンドを出力します。プリアウトはプリアンプのように機能し、ボリュームホイールで出力する音量をコントロールすることができます。プリアウトでは、ゲイン設定や出力電圧設定はできません。最大出力はアンバランス2Vrms、バランス4Vrmsとなります。
ラインアウト
プリアンプやパワードスピーカーなど音量調整を外部機器側で行う接続時に、最適なサウンドを出力したい場合は、プリアウト/ラインアウト端子で「ラインアウト」モードを選択します。ラインアウトはDACからサウンド信号を、アンプを介さずに直接出力するモードとなり、ノイズレベルが最も低く、外部オーディオ機器との接続に最適です。ラインアウトは固定電圧出力(4段階設定)となり、音量調節はできません。 ※注意:イヤホンやヘッドホンをプリ/ラインアウト端子に接続したままラインアウトモードを起動しないでください。接続機器の破損や難聴の原因となります。
4段階ゲイン調整と大幅な軽量化と薄型化を実現
イヤホンやヘッドホンを最適にドライブする為には、レシーバーの特性にマッチした出力を十分に提供できる必要があります。KANN ULTRAは4段階で出力するゲインを調整可能です。多くのIEMやヘッドホンを最適に動作させることができます。出力端子の電流処理能力も向上し、ゲインレベルの設定で異なるインピーダンスの機器を最適に動作させることができます。KANN ULTRAのアンプはバランス側とアンバランス側に分離され、電流を最適化し、ノイズを低減して優れたサウンドを実現します。また、KANN ULTRAは、AKプレーヤー史上最もパワフルな出力を提供するだけでなく、より大きな5.5インチの高精細な大画面と改良されたグリップを特徴としています。以前の大型高出力プレーヤーであるKANN CUBEに比べ、5.5インチの大画面化とグリップ感の向上を実現しつつ、重量は大幅に軽量化し薄型化しました。
ESS最新フラッグシップDACのデュアル搭載
KANN ULTRAは、ESSの最新フラッグシップDACである「ES9039MPRO」をデュアル搭載。ES9039MPROは、ステレオハードウェアMQAレンダラーを内蔵したES9039PROのアップデートモデルです。従来のESSフラッグシップDACよりもさらに高度な変調を行い、DAC内部の消費電力、ノイズ、歪みを低減し、オーディオ性能を高めています。ES9039MPROのクリアで解像度の高いサウンドがトリプル出力の各端子から明瞭に表現されるようにアンプ部を再設計し、各出力の特性がそれぞれ高度な性能を発揮するようにしています。
オーディオブロック図
次世代型Octa-Core CPUを搭載
KANN ULTRAは、性能を大幅に向上させた次世代型Octa-Coreプロセッサーを初搭載しました。驚異的なサウンドパフォーマンスを、より高速なシステムスピードと、より速く、よりスムーズに流れる第4世代のUI/UXで楽しむことが可能です。KANN ULTRAのオーディオ回路部は、CPU、メモリ、ワイヤレス通信コンポーネントを含むプロセッサーエリアと物理的に分離されており、CPUから発生する熱やノイズを最小限に抑える専用シールド缶を装備しています。
デジタルオーディオリマスター(DAR)機能を搭載
KANN ULTRAにはデジタルオーディオリマスター(DAR)機能を搭載しました。このDAR機能は、再生する音源のサンプリングレートをリアルタイムにアップサンプリングして、音源フォーマットの限界を超えるために開発された機能です。高いサンプリングレートによって、さらに洗練された音源再生が可能となり、繊細でアナログライクな音を提供し、倍音の豊かさ、音楽の微妙なニュアンスの違い、豊かな響きを、より高い次元で楽しむことをサポートします。DAR機能はON/OFFが可能で、楽曲や自分の好みに合わせて切替えが可能です。最大PCM384KHz/DSD256変換再生に対応し、各音源に合ったサンプリングレートに変換して再生します。DARでの変換はPCMかDSDどちらかを選択できます。
【PCM変換DAR】
・44.1/88.2/176.4KHzのPCMは352.8KHzに変換して再生されます。
・48/96/192KHzのPCMは384KHzに変換して再生されます。
※PCMアップサンプリングのDARを選択している場合、DSD再生時のPCM変換は行われません。
※量子化ビット数16/24/32bitは全て32bitに変換されます。
【DSD変換DAR】
・96KHz以下のPCMファイルは、DSD128に変換して再生されます。
・176.4KHz以上のPCMファイルは、DSD256に変換して再生されます。
※DSD変換のDARを選択している場合、DSD64/128のDSDファイルは、DSD256に変換して再生されます。
スピーカーに近い音像を実現するクロスフィード機能を搭載
左右のチャンネルが明確に分離したヘッドホン環境では、長時間のリスニングで耳の疲れが増すことがあります。クロスフィードは、片方のチャンネルのオリジナル信号の一部をミックスし、その信号を時間差で反対側のチャンネルに送り、音像を中央に定位させる機能です。これによりスピーカーで聴くような自然なサウンドを可能にします。シェルフカットオフ、シェルフゲイン、ミキサーレベルなどの詳細設定により、リスナーの好みに応じたクロスフィードレベルを設定することができます。 ※クロスフィードは192kHz/24bit以下のPCMフォーマットにのみ対応しています。
優れたオーディオパフォーマンスと高い機能拡張性
・5.5インチフルHDディスプレイ
・768KHz/32bit、DSD512ネイティブ再生対応
・MQAフォーマット対応
・Roon Ready対応(Roon ARC APP対応)。
・DACフィルターの変更が可能(7種類)
・リプレイゲイン機能 ※192kHz/24bitまでの音源に対応
・USB-DAC機能 ※Windows用ドライバーはHPからダウンロード
・USBデジタルオーディオ出力機能
・光デジタル出力機能(3.5mmイヤホンジャック兼用)
・Bluetooth 5.3搭載、aptX HD / LDAC / LHDC コーデック対応
・Bluetoothレシーバー「BT Sink」機能
・デュアルバンドWi-Fi対応(2.4/5GHz)
・ワイヤレスでのファイル転送が可能な「AK File Drop」機能
・DLNA強化のネットワークオーディオ再生機能「AK Connect」対応
・YouTube動画/音楽ストリーミングサービス視聴「V-Link(Movie/Music)」機能
・音楽ストリーミングサービスアプリ等をインストール可能「Open APP Service」機能
・AK CD-RIPPER(別売)に対応
製品仕様
その他機能、製品仕様は、メーカー(国内代理店)Webページでご確認ください。
※カメラ本体、撮影用小物は付属していません。