Mojo 2
"redefines the portable audio standard"
新開発フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」搭載
FPGA DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ
Chord Electronics社がハイエンド・ポータブルDACというジャンルを生み出してから約7年、同社の長年のデジタル設計コンサルタントであるロブ・ワッツは、画期的な技術で数々の賞を受賞したオリジナルMojoに再び焦点を当て、再イメージ、再設計しました。
そうして誕生した『Mojo 2』は、FPGAテクノロジーの進化と共に、様々な新機能を搭載。その中でも世界初(※)の画期的なロスレスDSPとなる新開発「UHD DSP」は、フルトランスペアレント型となり、音質を劣化させることなく、より広い周波数帯域に渡って総合的な音質の調整を可能にします。
この新技術によりMojo 2は、音源のタイプや音の特徴を問わず、幅広い種類のヘッドホンとの比類のない互換性を実現し、様々なソースコンポーネントやデジタルファイルタイプに柔軟に対応できるようになりました。
更にメニューシステムを新たに導入。ミュート機能、4段階のクロスフィード調整、移動時における誤動作防止のボタンロック機能、そしてUHD DSPによる画期的なロスレス・トーン・コントロールを搭載しています。また、バッテリー充電システムの改善やUSB Type-Cデータ入力も搭載しました。
Mojo 2はポータブルオーディオの基準を再定義する新世代のDAC内蔵ヘッドホンアンプです。
(※)2022年2月16日現在、DAC内蔵型ポータブルヘッドホンアンプとして。メーカー調べ。
比類なきCHORD独自のFPGAテクノロジー
Chord Electronicsは、20年以上にわたり、カスタムコーディングを備えた強力なプログラマブル(FPGA)回路をのみを使用し、最先端のデジタル・アナログ変換性能を提供し続けています。
『Mojo 2』には、同社の20年以上かけて完成したデジタルオーディオテクノロジーによる多くのノウハウを注ぎ込み、小型DACのクラスにおいて比類のない音質を実現しています。
すべてはラボでの高度な技術測定に裏付けされています。

様々な改良によるトランスペアレンシーの向上
Mojo 2は、デジタルDCサーボによるDCカップリングになりました。
40個のDSPコアを使用し、CHORD独自のWTA(Watts Transient Aligned)フィルターの改良を施したことによって、40,960タップ(※)を実現しています。更にノイズシェーパーの改良により、奥行き感やディテール感が向上、そして同時に4eパルスアレイDACの改良により、歪みや帯域外ノイズの低減を実現しました。
また、カップリングコンデンサーを廃止することで、より高い音のニュートラル性も実現しています。
※補間フィルターの複雑さを表す技術的指標。参考:Hugo 2/49,195タップ、Mojo/38,896タップ、Hugo/26,384タップ。

新開発フルトランスペアレント型ロスレスDSP「UHD DSP」搭載
Mojo 2は、大きな特徴として世界初(※)のフルトランスペアレント型ロスレスDSPとなる「UHD DSP」を搭載しています。705-768KHzで動作する104bitのカスタムDSPコアを採用した独自技術となり、他のオーディオDSPと比較し、比類なき精度を実現しています。
加えて内部での徹底したノイズシェーピングにより、極小信号のフィルタリングを維持したまま、極めてクリアな音質を確保しています。UHD DSPは、周波数帯域ごとに18段階の調整ができ、低域、中低域、中高域、高域といった全周波数帯域にわたる微調整が可能です。
音量調整範囲も+18dB〜-108dBに改善され、メインボリュームをローボリュームモードとハイボリュームモードに切替ができ、各調整範囲で最適な音量を提供できるようになりました。
また、DSP制御による4段階のクロスフィード機能を新たに搭載し、スピーカーのような空間演出が可能な自然なヘッドホンリスニングを実現しました。
(※)2022年2月16日現在、DAC内蔵型ポータブルヘッドホンアンプとして。メーカー調べ。

メニューシステムの導入
Mojo 2では新たにメニューシステムを導入しました。
メニューボタンからの操作でミュート機能、移動時におけるボタンロック機能、4段階のクロスフィード機能、そしてUHD DSPによるロスレス・トーン・コントロールが行えるようになりました。
ロスレス・トーン・コントロール機能により、オーディオ信号のイコライジングを簡単に変更することが可能です。
1モードあたり各9段階、1dB毎に調整ができ、最大9dBのブーストおよびカットが音量ボタンを押すことで可能です。
イヤホンやヘッドホンなどの接続された機器のある特定周波数が強すぎると感じた場合、Mojo 2ではこの機能を使用してそれを修正し、レスポンスカーブをフラットにできます。
新バッテリー充電システムと改良型インテリジェントデスクトップモード
Mojo 2は、FPGAベースの新しいバッテリー充電システムを搭載したことにより、バッテリー管理が大幅に改善されています。
充電速度が大幅に向上し、電力損失が75%削減、低温でより効率的な充電が可能になりました。バッテリー容量も9%アップ、電力効率も向上したことにより、バッテリー駆動時間は約8時間となりました。
また、Hugo 2で定評のあった「インテリジェントデスクトップモード」を改良し、搭載しました。絶縁型バッテリーと電源ユニットの再設計により、音質を損なうことなくバッテリーレス動作に対応し、フィルタリングとアイソレーションの改善も図られています 。

USB-Cデータ入力新設
Mojo 2のデジタル入力は、光デジタル、同軸デジタル、Micro USB に加えてUSB Type-Cデジタルデータ入力を新設したことにより、全部で4系統に増え、より柔軟な対応が可能になりました。
データ入力は最大でPCM 768KHz/32bit、DSD256のネイティブ再生に対応しています。
出力は3.5mmステレオミニジャックのヘッドホン出力が2系統あり、最大2人までの同時リスニングが可能です。


Polyとの完全互換を実現
Mojo 2は、Mojo専用ストリーマー/サーバーである「Poly」(別売)と完全互換(※)します。
Polyとドッキングすることで、ハイレゾストリーミングやmicroSDカードスロット使用時の最大2TBのソリッドステートライブラリ保存と再生が可能になります。
※PolyのファームウェアはVer.3.0.0以降である必要があります。

トップクラスの製造クオリティ
Mojo 2は、英国でデザイン、設計され、ハンドメイドで製造されています。
ビードブラスト加工を施した高品位なアルミニウム製ケースワークを採用し、高品質なブラックアルマイト仕上げを施しています。
本体のコントロールは、4つの多色ポリカーボネート製コントロールスフィアのボタンを介して行われます。
製品写真 (タップ・クリックで拡大)
製品仕様
デジタル入力 |
光デジタル(角型)、同軸デジタル(3.5mm/デュアルデータ同軸兼用)、Micro USB、USB Type-C |
ヘッドホン出力 |
3.5mm/3極 ステレオミニジャック ×2 |
出力インピーダンス |
0.06Ω |
ダイナミックレンジ |
125.7dB |
THD+N |
0.00027% (2.5V/300Ω) |
クロストーク |
-118dB (1KHz/300Ω) |
出力レベル |
1KHz/300Ω:90mW (5.2Vrms)
1KHz/30Ω:600mW (4.2Vrms) |
充電ポート |
Micro USB (充電電流1.5A ※2A以上のACアダプターを推奨) |
作動電圧 |
5V DC |
駆動時間 |
約8時間 |
サイズ |
約W83mm×H62mm×D22.9mm |
重量 |
約 185g |
付属品 |
充電用ショートMicro USBケーブル、クイックガイド |
メーカー保証 |
1年間 |
※Poly本体、ケース、撮影用小物は付属していません。